摂食障害にどう対応するか

食欲のコントロールが効かなくなる、所謂摂食障害が若年層の女性を中心に増えているという報告がある。「食べられない」「食べ止まない」どちらも摂食障害であり、悪化すると過食、拒食を周期的にくり返すこともある。そして、体も心もボロボロになってしまうことも・・・。
摂食障害は一般的にはストレスからくると言われている。ストレスを軽減するために神経系の緊張を緩和させるための刺激を欲求する、これが過食である。また、ストレスからくる神経の興奮やネガティブな情緒を抑える作用が食欲も抑えてしまい、摂取欲求を制止させてしまう、これが拒食である。
若年層増加の原因の一つにダイエットがあげられる。無理なダイエットにより、摂取欲求をセルフコントロールする方向性が生じ、このことが身体の欲する要求を心に正常に伝達させなくなる。100=100ではなく、100=200であり、100=0というように神経系の誤作動を生じさせてしまうのだ。これが慢性化すると、身体が要求する適切な量の食物する摂取という生命維持のために必要な機能を失うことになる。
さらに厄介なことに、そこにもう一つの自己否定観念が作用するということ、つまり「太りたくない」という気持ちだ。摂食障害は男女共に起こる症状だが、身体異常に達するまで悪化するのが圧倒的に女性に多いのは、このことが原因と言えるだろう。過食の場合、太っていく自分に嫌悪感を強めながら、さらに過食し続けるわけだから、精神への影響は計り知れないだろう。過食と拒食をくり返すサイクル型の摂食障害もこのことが大きく影響していると推測される。

 

 

摂食障害の対症は時間を有する。焦った処置は逆効果になりかねない。計画的に、時間をかけてゆっくり正常化させることが必要なのだ。具体的なアプローチについてはそれぞれの性格や環境、生活条件によって異なるためここでは書かないが、おおむ言えることは、過食の場合、時間をゆっくりかけて食べる。食べることだけに集中する。よく味わう。ということになる。また、拒食の場合は少量を何度にもわけて食べる。栄養価が高く太り憎いもの、さらにおしいてものを選ぶ。ということとなる。